jan@製造業の営業

“そうじゃなくて、こっちが欲しい”を、
形にします。

製造業の営業として、要望を聞いて形にする仕事を20年
個人開発では、自分の困りごとをAIで仕組みにして8本、いまも動かしています。

最初に考えた 実際に欲しかった

SCROLL

SERVICES

何ができるのか

こんな相談に、強いです。

  • 「毎月同じExcel作業に、何時間もかけている」
  • 「配られた予定表を、毎回手で打ち直している」
  • 「たくさんのサイトを、毎日人の目で確認している」
  • 「AIを入れたいけれど、何を自動化すればいいか分からない」
  • 「ツールを渡しても、現場が使ってくれない」

頼めることを、5つにまとめました。

  1. 01

    欲しい形を、決めるところから

    「こういうものが欲しい」がまだ言葉になっていない段階から入れます。要件が固まっていない前提で、質問しながら形にしていきます。

  2. 02

    AIを使った自動化・仕組み化

    手作業で繰り返している業務を、AIと軽いスクリプトで引き取ります。全部を自動にするのではなく、人がやったほうが早いところは人に残す設計にします。

  3. 03

    AIを使った情報収集・判定・レポート

    大量のページ・書類から必要な情報だけ抜き出し、条件に合うかを判定して、読むだけの形にして渡します。

  4. 04

    一人で最後まで(設計〜実装〜運用)

    個人開発を、企画から運用まで一人でやっています。作って終わりではなく、動かし続けるところまで含めて考えます。

  5. 05

    AIが苦手な人への引き渡し

    「使ってください」で終わらせず、その人が触れる形にします。ログインが要らない・URLを開くだけ、のような設計を実際にやっています。

WORKS

今まで何をしてきたのか

8本とも、自分の困りごとから作って、いまも手元で動かしているものです。

どれも同じ順番で書いています——最初に考えた形 → 実際に欲しかった形 → 作ったもの

WORKS 01

運用中

360°映像 自動追従カメラ生成ツール

固定した360°カメラの映像から、プレーの中心を追いかける「引きのカメラ」動画を自動でつくるデスクトップツール。

  1. 最初に考えた

    選手の位置をAIで検出して、その重心を追えばいいと思っていた。

  2. 実際に欲しかった

    重心は、離れた選手に引っ張られて画面が揺れる。欲しかったのは「正確な中心」ではなく、見ていて疲れない映像だった。

  3. 作ったもの

    密集しているかたまりを本流と判定し、直前の視点とのつながりを見て滑らかに追う方式へ。小さな揺れは無視するデッドゾーンと、振れる速さの上限も入れた。

技術の話(実装・構成)
22–44msAI推論/フレーム(GPUなしPC)
194ms → 6.5ms描画処理を約30倍高速化
無人 夜間バッチ複数本を自動完走

実装の工夫

① 選手位置をAI検出→密集の中心を推定→滑らかに追従する平面映像へ自動変換。② GPU非搭載PCで推論をIntel iGPU/NPUにOpenVINOでオフロード。動的shapeが約190倍遅い問題を静的shape設計で解決。③ 「ヨー回転=平行移動」の性質を使い射影マップ生成を194ms→6.5msに短縮。④ チェックポイント+watchdog+自動再起動で長時間の無人バッチを堅牢化。

技術スタック

PythonOpenVINOYOLO11OpenCVffmpeg (QSV)NumPy / SciPyIntel iGPU / NPU

応用先

定点カメラの自動リフレーム全般(競技・イベント・講演の無人撮影)/落ちないローカル夜間バッチ処理基盤/注目領域(ROI)の自動追従・ハイライト生成。

WORKS 02

運用中

AIエージェント業務自動化ワークフロー基盤

AIエージェントと軽いスクリプトで、情報リサーチ→書類生成→進捗管理までを半自動で回す仕事の基盤。

  1. 最初に考えた

    情報収集から書類作成まで、全部を自動で回すつもりだった。

  2. 実際に欲しかった

    実際に走らせると、自動収集はBot対策やJS描画で安定しなかった。欲しかったのは「全自動」ではなく、判断材料が毎回ちゃんと揃うことだった。

  3. 作ったもの

    「人が見つける/AIが判定・整理・蓄積する」へ機能を組み替えた。役割別のサブエージェント2種、書類のMarkdown+Excel二系統出力、全資料を1画面に集約するダッシュボード。

技術の話(実装・構成)
サブエージェント 2種分析/リサーチを独立実行
MD + Excel二系統で書類自動生成
意思決定ダッシュボード全資料を1画面集約

実装の工夫

① 役割特化のサブエージェント(分析用/リサーチ用)を独立コンテキストで実行し、各タスクに最適なプロンプト・ツール権限を割当。② 書類をMarkdown+Excel(openpyxlでテンプレへセル転記)の二系統出力し、空欄保護・過剰記載防止をルール化。③ 日本語Windows(cp932)の文字化けをUTF-8寄せの構成で回避。④ 過去結果を分析し、1案件の全資料を集約するHTMLダッシュボードを自動生成して判断を客観化。

技術スタック

Claude Agent SDK / CLIカスタムサブエージェントPython (openpyxl)PowerShellWebFetch / WebSearchセッションをまたぐメモリ(判断基準の引き継ぎ)

応用先

営業・調達(取引先リサーチ→提案書生成→商談記録)/カスタマーサポート(問い合わせ分類→回答ドラフト生成→対応履歴の蓄積)/補助金・行政手続き(公募要項解析→書類生成→進捗ダッシュボード)。

WORKS 03

運用中

予定・活動記録 共有Webアプリ

配られた予定表(PDF・画像)を自動でカレンダーにして、URLを開くだけで全員が見られる共有アプリ。

  1. 最初に考えた

    予定を共有するなら、アカウントを作ってログインしてもらうのが普通だと思っていた。

  2. 実際に欲しかった

    使う人はITが得意な人ばかりではない。ログインの時点で使われなくなる。欲しかったのは、URLを開いたら、もう出ていること。

  3. 作ったもの

    URLトークン+署名付きCookieで、ログイン操作なしに編集者と閲覧者を分けた。配布されるPDF・画像はAIで読み取って、自動でカレンダーにする。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

① AI抽出のハイブリッド設計:軽量モデル(Workers AI / Llama 3.3)でまず処理し、複雑な帳票はClaudeで高精度抽出。コストと精度を両立し「手入力ゼロ」を実現。② ログイン不要の権限分離:URLトークン+署名付きhttpOnly Cookieで編集者/閲覧者を分離し、IT不慣れでもURLを開くだけ。③ DB・ストレージ・AIをすべてエッジに集約したフルサーバーレスで運用負荷ゼロ。④ データ保全したまま安全に行うスキーママイグレーションを整備。

技術スタック

SvelteKit / Svelte 5TypeScriptCloudflare WorkersD1R2Workers AI (Llama 3.3)ClaudePWA

応用先

習い事・スクール運営(予定・持ち物・休講連絡)/地域コミュニティの日程・出欠管理/中小事業者の予定共有(注文書・作業指示書など帳票のAIデジタル化)。

WORKS 04–08

WORKS 04

運用検証中

Web自動巡回 × AI適合判定 レポートツール

サイトごとに抽出ルールを書き、ログインが要るページは2段階認証まで自動化する仕組みを作るつもりだった。 どちらも重いわりに壊れやすい。欲しかったのは、条件に合うものが毎回漏れなく手元に届くこと。

抽出ルールを書かず、ページ全文をLLMに渡して構造化。ログインは自動化せず、普段使っているブラウザのログイン済みセッションを借りる方式に。判定基準はYAMLに外出しし、基準が変わってもコードを触らない。

※ 巡回先の利用規約・ログイン情報の扱いは、案件ごとに確認します。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

① ログイン不要(Playwright)とログイン必須(Chrome拡張MCPで既存セッション再利用→2段階認証を自動化しない)の二本立て。② サイトごとのCSSセレクタでなく、ページ全文をLLMにJSON Schemaで構造化抽出し初期工数を削減。③ JSON台帳で重複処理を防ぎAPIコストを抑制。④ 判定基準をコードでなくYAML+プロンプトに外出しし、基準変更時もコードを触らない。

技術スタック

PythonPlaywrightChrome拡張MCPClaude APIPydanticPyYAMLloguru

応用先

物件巡回×条件マッチ(賃貸・売買)/入札・補助金情報の自動収集/EC商品の入荷ウォッチ(ログイン必須サイト含む)。

WORKS 05

運用中

動く手順書アニメーション 解説ツール

図解を作って配れば伝わると思っていた。 「誰が・いつ・どこへ動くか」の順序は、止まった絵では伝わらない。欲しかったのは、順番どおりに動くところ。

時間"T"を入れると全部が描き変わる自作アニメエンジン(外部ライブラリ不使用)。限定URLを開けば、スマホの横向きで全画面になる。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

外部ライブラリ不使用で、時間"T"を入力に全要素を描画する決定論的アニメエンジンを自作(一時停止・シーク・将来の動画書き出しが容易)。矢印の先端追従描画や移動のイージング同期、修正→push→公開URL即更新の配信パイプラインも実装。

技術スタック

HTML / CSS / JavaScript外部依存ゼロインラインSVGrequestAnimationFrameNode.js(結合ビルド)Vercel

応用先

作業手順・マニュアルの「動く手順書」(製造・物流・接客・安全教育)/教育コンテンツ(実験手順・避難導線)/スポーツ戦術の解説。

WORKS 06

リリース済

グループ向けスコア管理Webアプリ

スマホのアプリで記録すればいいと思っていた。 機種変更でデータが全部消えた。欲しかったのは、何年後でも残っていること・全員が同じものを見られること。

Googleスプレッドシートをデータベースにして、端末にもOSにも依存しない形へ。全員がブラウザから入力でき、集計とグラフは自動。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

Google スプレッドシートをDBとして使い、端末・OS非依存でデータを永続化。認証情報は環境変数に隔離しコミットしない設計。

技術スタック

Next.js 16React 19TypeScriptTailwind v4Google Sheets APIRechartsVercel

応用先

サークルの戦績管理/勉強会の参加記録/小規模チームの工数集計など。

WORKS 07

運用中

記事執筆 自動化パイプライン

これは珍しく、今の形をほぼ最初から想像できていた。 ただ実際はコピペだらけで、「自分で書くのと、あんまり変わらんな」という時期が続いた。欲しかったのは構想図ではなく、手が止まらずに回り続けること。

差分を分析させる、日本語の扱いが良いモデルへ乗り換える、といった改善を重ねて、構成案→本文→挿絵→下書き保存の4段が滑らかに流れる形まで磨いた。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

構成案→本文ドラフト→挿絵生成→下書き保存の4段化。参照画像渡しでキャラの一貫性を維持し、執筆者は最終確認に集中。

技術スタック

Gemini API画像生成AI(参照画像渡し)Markdown管理プロンプト設計

応用先

オウンドメディアの連載運用/製品紹介記事の量産/長期継続ブログなど。

WORKS 08

運用中

音声入力AI秘書システム

日記のつもりだった。パソコンに向かう日記は、大変すぎて続かなかった。 欲しかったのは、会社の行き帰りに喋るだけで済むこと。それと、消えていったアイデアが——過去にたぶんいくつもあった——消えない形で残ること。

音声を放り込めば、文字起こし→整理→タグ付けまで自動。あとから振り返れて、発信のネタにも転用できる資産になった。

技術の話(実装・構成)

実装の工夫

音声→自動整理→タグ付き蓄積→発信転用の4段パイプライン。隙間時間に話すだけで資産化される、人間×AI協調型の運用。

技術スタック

faster-whisperGemini APIMarkdown / タグ管理領域別フォルダ分離

応用先

議事録の自動整理/営業メモ/顧客対応ログの蓄積・検索など。

ABOUT

どんな人間か

今の会社での話をひとつ。私は本業がサラリーマンで、製造業の営業をしています。

月末の売上まとめ。私は1〜2時間終わる仕事に、5時間以上かかっている人がいました。

以前の私なら、「こんなやり方ありますよ」と教えにいったと思います。実際、何度もやりました。そして、あまり聞いてもらえませんでした。理由は、たぶんいろいろあったんだと思います。分かったのは、正しいやり方を見せるだけでは、人は動かないいうことでした。

なので今回は、教えるのをやめて、その報告を受け取る側の上司に聞きにいきました。

「この数字、何のために使っていますか」

「いつまでに、どれくらいの精度で要りますか」

分かったのは——数字は本部が全体を把握するためのもので、精度はそこそこでいい。それより、課員がいまどの物件のどの案件を追いかけていて、それが毎月どう積み上がっていくのか。変化を追えるほうがずっと大切、ということでした。

一生懸命、時間をかけて丁寧に作っていた報告は、実はそこまで要らなかった。欲しかったのは、別のでした。

ちょうど別の案件で、システム改修が得意な後輩と組む機会がありました。その仕組みを見て、「これ、あの売上のエクセルにも応用できない?」と持ちかけると、すぐに形にしてくれました。オーダー番号を入力するだけで、売上伝票が自動で出来上がるシートです。オーダー番号さえ分かれば、誰でも伝票を作れます。

そのうえで、課員全員分の取りまとめは私が引き受けて、上司がまとめ直さずにそのまま報告できる形に整えています。

まだ途中ですが、やり方が固まったら外部に渡せる形にして、自分の手も空けるつもりです。

会社ではExcelとマクロ、個人開発ではAI。道具は違っても、やっていることは同じです。

だから今は、この順番で作っています。

  1. その人が本当に欲しいものを掴む
  2. 欲しい形だけに特化した仕組みを作る
  3. 面倒なところは全部こちらで引き受ける
  4. その人を、別のことに解放する

あなたの「そうじゃなくて、こっちが欲しい」を、掴みにいきます。

VALUES

何を大切にしているのか

相手を変えようとせず、自分が引き受ける
そして、相手を別のことに解放する

頼まれた形ではなく、欲しかった

「一生懸命たくさん書いてくれたけど、そうじゃなくてこっちが欲しい」。この一言を何度も聞きました。作るべきは、言われた通りのものではないと思っています。

引き受けたら、その人を空ける

巻き取ることが目的ではありません。空いた時間で、その人にしかできないことをやってもらうためにやっています。

「まだ何を頼めばいいか分からない」段階でも問題ありません。
何に困っているかを話していただければ、そこから形にしていきます。

「まずはExcel作業をひとつだけ」のような、小さな相談も歓迎です。
本業があるため、稼働は平日の夜と土日が中心になります。