今の会社での話をひとつ。私は本業がサラリーマンで、製造業の営業をしています。
月末の売上まとめ。私は1〜2時間で終わる仕事に、5時間以上かかっている人がいました。
以前の私なら、「こんなやり方ありますよ」と教えにいったと思います。実際、何度もやりました。そして、あまり聞いてもらえませんでした。理由は、たぶんいろいろあったんだと思います。分かったのは、正しいやり方を見せるだけでは、人は動かないということでした。
なので今回は、教えるのをやめて、その報告を受け取る側の上司に聞きにいきました。
「この数字、何のために使っていますか」
「いつまでに、どれくらいの精度で要りますか」
分かったのは——数字は本部が全体を把握するためのもので、精度はそこそこでいい。それより、課員がいまどの物件のどの案件を追いかけていて、それが毎月どう積み上がっていくのか。変化を追えるほうがずっと大切、ということでした。
一生懸命、時間をかけて丁寧に作っていた報告は、実はそこまで要らなかった。欲しかったのは、別の形でした。
ちょうど別の案件で、システム改修が得意な後輩と組む機会がありました。その仕組みを見て、「これ、あの売上のエクセルにも応用できない?」と持ちかけると、すぐに形にしてくれました。オーダー番号を入力するだけで、売上伝票が自動で出来上がるシートです。オーダー番号さえ分かれば、誰でも伝票を作れます。
そのうえで、課員全員分の取りまとめは私が引き受けて、上司がまとめ直さずにそのまま報告できる形に整えています。
まだ途中ですが、やり方が固まったら外部に渡せる形にして、自分の手も空けるつもりです。
会社ではExcelとマクロ、個人開発ではAI。道具は違っても、やっていることは同じです。